今年で8回目を迎える帷子川に鮭の稚魚を放流する会ですが、今年はご周知のとおりで、コロナウィルス感染拡大防止の為、3月8日の放流の会は中止となりましたが、翌日の9日にスカイハイツ幼稚園の子ども達と一緒に放流に行って参りました!!
来年以降も子どもたちに命の大切さを伝えるために活動を続けていきます。
皆様のご協力、ありがとうございました!!
発足のきっかけとなったのは、2011年3月11日に発生した東日本大震災によって、多くの犠牲者と災害を受けたことを忘れないために何か出来ないか?と話し合いの場が設けられ、平成25年から岩手県山田町にある三陸やまだ漁業協同組合の協力を得て、保土ケ谷区の関係諸団体とともに、鮭の稚魚を放流する会を始めました。
2013年から毎年3月、山田町に由来する鮭の稚魚を帷子川へ放流する活動を行い、今年で8回目を向かえます。
会場では山田町の水産物も販売し、東日本大震災からの復興に取り組む水産業を支援し、現状を発信。横浜の子ども達に命の大切さを感じて貰いながら、地域での防災意識の向上を図っています。海産物販売での売上金は被災地の復興を祈り募金をさせて頂いております。震災自体への関心は首都圏で年を追うごとに薄れてきています。この会を継続することで少しでも防災意識を高めて貰えたらと思います。
さて、最初の年は孵化して30日ほどの稚魚が送られてきましたが、翌年からは卵の状態で送られてくるようになりました。
発泡スチロールの中に湿った新聞紙と脱脂綿に包まれた卵を見たときは、大丈夫かな?と思いながらも水槽の中に入れ、子ども達と観察を始めた記憶があります。
でもよく見ると卵の中には既に黒い目が2つ動いていて、新しい命が生きていることが確認出来ました。そして、大きく育った稚魚を帷子川に放流してきました。
例年、送られてくる卵は約5千匹、クリスマス前には孵化をして、お腹についている栄養を使って水槽の底でじっとしています。
年が明け、1月中旬にはお腹の栄養も無くなって、身軽になった稚魚は水槽の中を泳ぎ始めて餌を食べ始め、最初は2センチほどの稚魚が、放流する3月の上旬には6~7センチくらいにまで成長します。
帷子川に稚魚を放流すること、今年で8年目を向かえ、育て方の工夫がだいぶ身についてきたところです。たとえば餌を与え始める時期、水の管理、掃除の重要性など、毎年経験を積むことで、順調に育てあげることができるようになりました。今では他の団体(小学校や中学校)から当学園に質問が寄せられるほどです。
そして、皆様が一番関心を持たれていること、それは今まで放流した鮭は戻ってきているの?というところだと思います。鮭の遡上を調べると1年から7年くらいで生まれた川に産卵に戻ってくるそうですが、残念ながらまだ帷子川に鮭の姿を見た報告はありません。私たち人間がもっと川をきれいにしなさいと鮭たちが教えてくれているのかもしれません。
いずれにしても震災に対する思い、自然を大切にする想いを忘れることなく、この会を続けることが大事だと思っています。
学校法人初音丘学園 理事長 渡邉 啓一
三陸やまだ漁業協力組合(http://www.jf-sanrikuyamada.jp/)
× 閉じる三陸やまだ漁業協同組合による定置網の風景です。
普段なかなか見ることのできない貴重な写真となりますので、是非一度ご覧ください!
◆孵化場の様子
◆新巻鮭づくり体験の様子
◆岩手県三陸山田町での放流の様子
◆毎年開催されている「鮭まつり」のご紹介
今年で8回目を迎える帷子川に鮭の稚魚を放流する会ですが、今年はご周知のとおりで、コロナウィルス感染拡大防止の為、3月8日の放流の会は中止となりましたが、翌日の9日にスカイハイツ幼稚園の子ども達と一緒に放流に行って参りました!!
来年以降も子どもたちに命の大切さを伝えるために活動を続けていきます。
皆様のご協力、ありがとうございました!!
3月9日の放流の様子を横浜ケーブルビジョン(YCV)にて以下の日程にて放送が予定されています。
番組名「地域情報便じもっと!!」(YCVチャンネル:地デジ11ch、C011ch)
放送日:2020年3月11日(水)~2020年3月13日(金)
初回放送:3月11日(水)17時~
再放送 :11日(水)20時~、22時30分~
12日(木)6時~、10時~、12時半~、17時~、20時~、22時半~
13日(金)6時~、10時~、12時半~
子ども達が放流の感想もインタビューを受けていましたので、是非ご覧下さい。
ご協賛企業各位
第8回帷子川に鮭の稚魚を放流する会ご協力の御礼
時下益々ご清栄のこととお慶び申し上げます。日頃は帷子川に鮭の稚魚を放流する会の活動にご理解ご協力をいただき、厚く御礼申し上げます。
この度は去る3月8日に実施予定でした第8回帷子川に鮭の稚魚を放流する会へご協力いただきまして誠にありがとうございました。今回は新型コロナウィルス感染拡大防止の観点から中止となり、当日は雨天の下、関係者及び稚魚飼育団体さんが各々のタイミングで放流をしていただく形となりました。開催直前での中止決定にもかかわらず多くの方々に温かく見守って頂けましたのも、皆様のご理解とご協力の賜物と、一同心より感謝致しております。
本当にありがとうございました。
これからも、命の大切さや自然環境への啓発、防災意識と地元保土ケ谷の地域を愛する気持ちの醸成など、子ども達にさまざまなことを感じて頂けるような活動を行ってまいりたいと考えておりますので、どうぞ引き続きご理解とご協力を賜りますようお願い申し上げ、御礼のご挨拶にかえさせていただきます。
令和2年3月吉日
帷子川に鮭の稚魚を放流する会
会長 竹村泰長
事務局長 渡邉啓一
ご案内文のとおりに3月8日に予定をしておりました「帷子川に鮭の稚魚を放流する会」は新型コロナウィルス感染拡大防止の観点から会の開催を中止する決定を致しました。毎日、子どもたちが稚魚の成長と放流を楽しみに飼育をしていましたので、大変残念ではありますが、ご理解を頂ければと思います。
大切に育てた稚魚に関しましては職員にて放流をさせていただきます。
放流の様子は別途、ブログにてお知らせをさせていただきます。
下記、関係者各位にお送りさせていただきました内容を掲載いたします。
令和2年2月28日
関係者の皆様へ
「第8回 帷子川に鮭の稚魚を放流する会」について
平素より、帷子川に鮭の稚魚を放流する会の活動に対し多大なるご協力をいただきまして、心より感謝を申し上げます。
早速ですが、3月8日(日)に開催を予定し、ご通知をさせていただきました標記放流会は、新型コロナウィルス感染拡大防止の観点から、中止することとなりましたのでご案内申し上げます。
既に式典へのご参加の回答をいただいた方も多数おられますが、なにとぞ趣旨をご理解いただきご了解くださいますようお願い申し上げます。
なお、現在、飼育していただいている鮭の稚魚については、お手数ですが、各々のご都合のよろしいタイミングで、帷子川親水公園に放流していただきますようお願い申し上げます。
来年度も引き続き、子どもたちに命の大切さを感じてもらう機会として活動をしていきたいと思いますので、なにとぞよろしくお願いいたします。
帷子川に鮭の稚魚を放流する会
会 長 竹村泰長
事務局長 渡邉啓一
鮭の稚魚の飼育の状況はいかがでしょうか。初音丘幼稚園の稚魚は順調に育っています。
告知が遅れてしまいましたが、本日17時より横浜ケーブルビジョン様の情報番組にイベント告知で出演をして参ります。番組の様子は改めて紹介できたらと思います。よろしくお願い致します!!
横浜ケーブルビジョン(YCV)にて以下の日程で再放送を予定しております。
是非、ご覧下さい!!
17日(月) 20:00/22:30
18日(火) 6:00/10:00/12:30/17:00/20:00/22:30
19日(水) 6:00/10:00/12:30
マニュアルにも記載しましたが、稚魚にとって水はとっても大切です。
手間は掛かりますが、根気よく水の管理をしましょう!(ここが一番のポイントです。)
ポイントは絶対に水道水を直接入れないこと。1日外で日に当てた水を水槽に入れて下さい。目的は水道水に含まれるカルキを抜くことです。ホームセンターでもカルキ抜きの薬が販売されているとは思いますが、オススメはしません。手間は掛かりますが、より自然に近い状態で育てるために一手間を掛けて、愛情を注いであげてください。
当学園では毎日、水槽3分の1程度の水を交換しています。そして、2、3日に一度、半分くらいの水を交換しています。
毎年、3月8日に放流会場に各飼育場所から稚魚が集まってきますが、当学園の稚魚は一回りも二回りも大きく成長しています。それは、毎日、手間を掛け、愛情を注いで育てているからだと思います!!
また、水温にも気をつけて下さい。暖房を使用していない寒い廊下で丁度良いと思います。
こまめに水を替えて、冷たい水で育ててください。(目安は15℃以下)
ポンプの先端に網状の金具を取り付けています。誤って稚魚を吸い上げないようにですが、砂利に押し当てて吸うことで、砂利に絡んだゴミ、汚れを吸い上げます。移動させて全体的に掃除をします。
水を抜いた分だけ、1日外で日に当てた水を水槽に入れて下さい。
水槽に砂利は敷き詰めてありますか?
実は稚魚を飼育するうえで、砂利はとても大切です。
底に砂利があることで、食べかすなどの汚れが砂利に絡んで水中を舞うことを防いでくれます。
砂利がないと、水が不衛生になるばかりか、少し大きめなゴミが稚魚のエラから入り込むと窒息して死んでしまいます。
また、砂利がないと稚魚にとってはストレスとなります。
砂利は必ず入れるようにしてください。
●元旦号 掲載
●1月16日号 掲載
いよいよ、お腹の栄養も無くなり、水槽一面に稚魚たちが泳ぎ始めました!!無事にすくすくと育ってきています。
今日は朝から初音丘幼稚園では、めろん組(年少)の子ども達に声を掛け、初めての餌やりをしました。
天王町のスカイハイツ幼稚園では、たまご組(2歳児)の子どもたちが、餌やりをしてくれています。
毎日子どもたちと、稚魚の成長を見守り、飼育を通じて命の大切さも感じてくれたらと思います。
よーく観察してみて下さい。だいぶ小さくなりましたがお腹の袋はわずかに残っていませんか?
袋の赤い色がとれ、底の砂利で群れること無く泳ぎ始めてから餌をあげ始めて下さい。
水の汚れの原因となります。まだ、水の交換も不要です。
当学園では週明け頃から餌やりを始めたいと思います。
新年あけましておめでとうございます。年末年始はいかがお過ごしでしたでしょうか。
園がお休みのあいだ、鮭の稚魚たちはお腹の袋もすっかり小さくなり、卵よりか少し大きいくらいだった稚魚も2センチくらいにまで成長してきました。
まだ慌てないで下さい。餌は完全にお腹の袋がなくなり、固まっている集団生活が終わり自由に泳ぎ初めてからで大丈夫ですよ。
無事にほぼ全ての卵が無事に孵化しました。残念ですがどうしても、幾つかの卵は死んでしまいます。
死んでしまった卵からは白い胞子状のものが出てくることがあります。それらは周りに伝染して他の卵も死んでしまうことがありますので、長いスプーンなどで取り除くことが大切です。
※初音丘幼稚園での飼育道具のご紹介、長い棒にヨーグルトのスプーンを巻き付けています。
その他の道具に関しても、改めてご紹介をさせて頂きます。
鮭の稚魚にとって、水質は命です。まだ、餌をあげる時期ではないので、それほど水槽の水は汚れませんが、死んでしまった稚魚も必ず取り除いて下さい。
鮭の稚魚は生まれてからしばらくは、みんなで寄り添ってじっとしている習性があるようです。
子ども達とよく、観察してみて下さいね!!
朝一番で先生から鮭の赤ちゃんが生まれたことを聞いて、水槽の前に駆けつけてきた子ども達!!
ついに生まれてきた鮭の赤ちゃんに興味津々!!
鮭の稚魚の飼育を通じて子ども達にも命の大切さを感じて貰えたらと思います。
12月15日(日)朝、早く園にくると鮭の稚魚の孵化が始まっていました!!感動の一瞬です!!5日に卵が届いて10日目、今年は例年より一週間ほど早い孵化となります。温暖化の影響などがあるのでしょうか。
しばらくはお腹の栄養が餌となりますので、静かに見守っていきたいと思います。
三陸やまだ町より今年も約5000個の卵が届きました!!参加希望を頂いた約30の団体に丁寧に慎重に小分けをして、その日に受け渡しをして、即日、水槽に卵を入れてもらいます。
ある幼稚園にもお届けに伺いましたが、水槽に卵をいれる様子を子ども達が嬉しそうに不思議そうに眺めていました。良く卵を観察すると目が動いてる様子も分かるので、是非子どもたちに伝えてあげて下さいね!